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概説
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南開大学は1919年に創設された教育部直属の総合大学であり、周恩来元総理の母校である。総敷地面積162万平米のキャンパスに文理22学部を擁し、総学生数は4万人近くに上る。
戦前から中国屈指の名門大学として知られ、日中戦争時は御三家と並び称された清華大、北京大とともに西南聯合大学を構成した。 |
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基本データ
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英語表記：Nankai University
住所：天津市南開区衛津路94号
電話番号：+86-22-2350-8219
サイトURL：http://www.nankai.edu.cn/index.php
創立：1919年
所属官庁：教育部
211工程：1995年12月指定
教職員数：1,773人
中国人学生数：35,988人
留学生：1,070人
図書館蔵書：3,290,000冊
敷地面積：1,620,000平米
総合ランキング：10位（2008年度中国大学排行榜調べ） |
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略歴
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南開大学の前身は1904年に創設された私立中学堂にさかのぼる。1898年、清朝翰林院の官吏であった厳修（1860年04月12日～1929年03月15日）は、戊戌の変法が失敗に終わると貴州省学政の職を辞し、故郷の天津に戻った。戊戌の変法は失敗に終わったものの、社会の変革の必要性を認めた厳修は、自宅に私塾を設け厳氏家塾と称した。厳修は教師として、北洋水師学堂を卒業し、清朝海軍に勤務していた張伯苓（1876年04月05日～1951年02月23日）を招聘した。
その後、厳修が1902年と1904年、張伯苓は1904年に日本に渡り教育状況を視察。帰国後の1904年08月に厳氏家塾と天津の塩商であった王家の王益孫家館を合併し、南開グループの前身となる私立中学堂を創設した。
1907年に市内西南の南開窪に移転すると、私立南開中学堂と初めて南開の名を名乗り、1919年には南開大学の直接の前身となる私立南開学校大学部が開設された。
日中戦争期には清華大学、北京大学とともに湖南省長沙市に移転、長沙臨時大学を構成、さらに雲南省昆明市に移転して西南聯合大学と改称した。
終戦後の1946年、天津に戻り南開大学の名が復活した。その後、南開大学は他大学との間で分離、編入を行い、総合大学として現在に至る。 |
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年表
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1904年08月
1904年10月17日
1904年12月
1905年
1907年02月
1907年秋
1912年04月
1919年09月25日
1919年10月25日
1922年
1937年07月29日
1937年10月
1937年10月25日
1937年10月25日
1938年04月02日
1938年04月02日
1945年
1946年
1946年
1950年
1950年
1952年08月
1952年08月
1958年
1961年
1966年
1971年
1994年12月 |
厳氏家館と王益孫家館を合併
私立中学堂開校
私立敬業中学堂に改称
私立第一中学堂に改称
天津市西南部の南開窪に移転
私立南開中学堂に改称
私立南開学校に改称
「私立南開学校大学部」として創設
大学部が授業開始
大学部が八里台に移転
日中戦争で校舎の大半が被災
湖南省長沙市に移転
国立清華大学、北京大学と統合
国立長沙臨時大学に改称
雲南省昆明市に移転
国立西南聯合大学に改称
西南聯大南開大学部分を国立に改組
天津市に移転
国立南開大学に改称
南開大学に改称
北京中法大学経済系、理学院生物系を南開大学に編入
津沽大学商学院を南開大学に編入
天津大学理学院数学系、物理系を南開大学に編入
経済系学科を分離（河北財経学院、現天津財経大学）
物理二系を蘭州大学に編入
文化大革命により授業停止
授業再開
天津対外貿易学院を南開大学に編入 |
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校訓
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南開大学の校訓は「允公允能，日新月異」である。 |
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校徽
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南開大学の校徽は下のものである。
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校歌
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南開大学校歌
作詞：孫潤生
渤海之濱，白河之津，巍巍我南開精神。
汲汲駸駸，月異日新，発煌我前途無垠。
美哉大仁，智勇真純，以鋳以陶，文質彬彬。
渤海之濱，白河之津，巍巍我南開精神。 |
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学部・専攻
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文学院
漢語言文学
編輯出版学
広播電視新聞学
絵画
芸術設計
歴史学院
歴史学
世界歴史
博物館学
哲学系
哲学
論理学
宗教学
法学院
法学
周恩来政府管理学院
政治学与行政学
社会学
社会工作
国際政治
行政管理
応用心理学
外国語学院
英語
日本語
フランス語
ロシア語
ドイツ語
マルクス主義教育学院
思想政治教育
経済学院
経済学
国際経済与貿易
金融学
保険
財政学
金融工程
商学院
工商管理
信息管理与信息系統
旅游管理
財務管理
会計学
市場営銷
人力資源管理
档案学
図書館学
電子商務
漢語言文化学院
対外漢語
数学科学学院
数学与応用数学
信息与計算科学
統計学
物理科学学院
物理学
応用物理学
光信息科学与技術
材料物理
薬学院
薬学
化学学院
化学
材料化学
生命科学学院
生物科学
生物技術
医学院
臨床医学
信息技術科学学院
電子信息科学与技術
微電子学
電子科学与技術
計算機科学与技術
自動化
通信工程
信息安全・法学
智能科学与技術
軟件学院
軟件工程
環境科学与工程学院
環境科学
環境工程 |
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教育研究機関
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南開大学光電信息技術科学教育部重点実験室
南開大学効能高分子材料教育部重点実験室
南開大学生物活性材料研究教育部重点実験室
南開大学核心数学与組合数学教育部重点実験室
南開大学弱光非線性光子学教育部重点実験室
南開大学分子微生物学与技術教育部重点実験室
南開大学環境汚染仮定与基準教育部重点実験室
南開大学実験室信息平台
南開大学語言研究所
南開大学公司治理研究中心
欧州研究中心
中国社会史研究中心
APEC研究中心
世界近現代史研究中心
WTO研究中心
政治経済学研究中心
環境与社会発展研究中心
虚偽経済与管理中心 |
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管理部門
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弁公室
統戦部
教務処
社会科学研究管理処
財務処
離退休人員管理処
組織部
紀委
発展委員会弁公室
国際学術交流処
審計処
后勤管理弁公室
宣伝部
学生工作部
人事処
科学技術処
実験室設備処
保衛処 |
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党委書記
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氏名
性別
出生
民族
学歴
職歴 |
薛進文
男
1956年02月 山西省陽高県生まれ
漢族
1982年01月 南開大学歴史系世界史専業卒
1989年09月 早稲田大学留学
1975年08月 山西省陽高県教育局幹事
1983年05月 南開大学校団委副書記
1986年06月 南開大学党委常務委員
1990年10月 南開大学経済学院党委副書記
1992年05月 天津理工学院党委副書記
1994年03月 天津市共産党委員会教衛工委副書記
1995年08月 天津市教委副主任
1996年07月 天津市衛生局党委書記
2002年04月 南開大学党委書記 |
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校長
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氏名
性別
出生
民族
学歴
職歴 |
饒子和
男
1950年09月 江蘇省南京市生まれ
漢族
1977年 中国科技大学卒
1982年 中国科学院修士
1989年 豪州メルボルン大学医学院博士
1992年 英国オックスフォード大学分子生物物理実験室研究員
1996年 清華大学生物化学与技術系実験室主任
1999年 清華大学生物物理与結合生物学研究所所長
2000年 清華大学蛋白質科学教育部重点実験室主任
2003年 中国科学院生物物理研究所所長
2004年 清華大学生命科学与医学研究院副院長
2006年05月 南開大学校長 |
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歴代党委書記
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1956年～1956年
1956年～1958年
1958年～1964年
1964年～1964年
1973年～1979年
1979年～1982年
1982年～1983年
1983年～1988年
1988年～1993年
1993年～2002年 |
王金鼎
楚雲
高仰雲
臧伯平
臧伯平
張再旺
藤維藻
李原
温希凡
洪国起 |
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歴代校長（院長）
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1919年～1948年
1948年～1948年
1957年～1969年
1978年～1978年
1979年～1981年
1981年～1986年
1986年～1995年
1995年～2006年 |
張伯苓
何廉
楊石先
臧伯平
楊石先
滕維藻
母国光
侯自新 |
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キャンパス
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本部キャンパス
住所：天津市南開区衛津路94号
迎水道キャンパス
住所：天津市南開区王頂堤迎水道100号 |
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国内
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南開大学の国内対外関係について特記事項はない。 |
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国外
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南開大学は学術面において国際的な影響力を持っており、100を超える海外の大学、研究機関などとの間で協力、交流関係を結んでいる。また、ノーベル賞受賞者や、米国キッシンジャー元国務長官、韓国金大中元大統領など、海外の著名学者、政治家、経営者を客員教授として招いている。 |
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南開大学図書館
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南開大学図書館は1919年に中国最初の私立大学図書館として開設された。現在の南開大学図書館は1958年開館の旧館、1990年開館の新館など4館から成り、総面積31,000平米、閲覧席は2,700席である。
南開大学図書館は341万冊の蔵書を持ち、そのうちの228万冊が中国語文献、60万冊が外国語文献で、20以上の言語のものが含まれている。分野的には経済、歴史、数学、化学に関するものが多い。 |
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南開大学出版社
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南開大学出版社は1929年に創設された大学出版社である。 |
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南開大学泰達学院
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南開大学泰達学院は2000年に創設された南開大学傘下の4年制大学である。天津市郊外の経済技術開発区にあり、敷地面積7万平米、建築面積は10万平米である。
南開大学泰達学院には物流管理、工業工程、会展管理の3学科があり、2千人の学生が学んでいる。 |
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定期刊行物
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南開大学学報（自然科学版）
南開大学学報（哲学社会科学版） |
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